まふみっこ日記
3/8 年長児 園外保育[山登り]
03/09
卒園式を来週に控えた年長さんが、山登りに出かけました。
山登りは毎年の年長さんの恒例行事ですが、今年は気候や現地の状況により当初の予定に実施できず、卒園前のギリギリにやっと行けることになりました。
竹馬名人になった年長さんたちですから、体力はバッチリです。
バスを降りてすぐに始まる上り坂に少し驚きながらも、一歩一歩足を進めていきます。
「もう、ちょっと足疲れたかも。」「ぼくはこんな坂、走って上れるよ。」「この坂は年少さんには無理だね。」なんて、たくましい声も聞かれました。
山に登る前に、神社の前で子どもたちも、また引率の先生も、しっかり準備体操をしてけがのないように体をほぐします。
神社の神様に「行ってきます!」とみんなでごあいさつをして、さあ、出発です。
上を見上げると高い木がいっぱい、また目の高さには「リュウノヒゲ」と呼ばれる草があり、「青い実、あるかな?」「あ、あった!」と見つけたお友だちは大喜びでした。
山の入り口には小さな小川にかかる丸太橋があり、「なんか、『さんぽ』のうたみたいだね。♪~いっぽんばしに~♪」と口ずさみながら慎重に渡っていきます。
いよいよ本格的な山に突入です。
「はっぱがいっぱーい!」「大きなはっぱ、みっけ!」わー、おばけはっぱ!」
「これ、コケっていうの?小さな緑のおほしさまがいっぱいだね。」「うわぁ、ふわふわしてる!」
くねくねと山道を登りながら、みんな大きなはっぱや木の実などを手に頑張って上っていくと、ようやく頂上が見えてきました。
全員が頂上に着くと、みんな揃って「やっほ!」とさけぶと、みんなの声がかすかに響いて返ってきました。
今年の年長さんも、全員、頑張って登ってくることができました。お茶休憩をしてから、今度は慎重に下山します。
岩に生えている小さな草の芽、「かわいーい!」「あ、はてな?の木だ!」
帰り道はなんだかあっという間のようでした。「お腹すいた~。」の声がたくさん聞こえてきましたが、ふもとの神社の神様に「ありがとうございました!」としっかりお礼をして、みんな元気に帰りのバスに乗りこみました。
最初は山登りに少し不安を感じている子もいましたが、無事に登りきることができ、達成感や自信が持てたようで、どの子もとてもいい顔をしていました。みんな1カ月後に小学生になるお兄さんお姉さんの顔でした。
来週は最後の幼稚園生活です。先生たちはちょっぴりさみしく感じますが、年長さんたちとたくさん遊びたいと思います。